そもそもアルティメットとは何かがわからない方もいらっしゃると思いますので改めて「アルティメット」について説明いたします。
アルティメットの基本ルール
アルティメットを簡単に説明すると、『7人対7人で行うチームスポーツで100m×37mのフィールド内でフライングディスクをパスしながらつなぎ、コートの両サイドにあるエンドゾーン(18m)と呼ばれるエリアでディスクをキャッチすれば得点が入るスポーツ。』です。
「アメリカンフットボールとバスケットボールを足して2で割ったようなスポーツ」と表現されることが多いのですが、ざっくり基本的なルールだけ言うと
- フィールドの端にあるエンドゾーン内でディスクをキャッチすると得点
- ディスクを持ったまま歩いてはいけない
- ディスクが地面に落ちたり、インターセプトがあると攻守交代
- 身体接触禁止
- セルフジャッジで試合を進める
となっています。(関連記事「初心者や子どもに最初に伝えている5つのルール:Rising Ultimate」)
アメフトやバスケに似ていると言われますが、身体接触が原則禁止だったり、選手自信が審判を行うセルフジャッジで試合を進めていくことがアルティメットの大きな特徴と言えます。
ユースチームではコートサイズがもう少し小さかったり、人数も7人制ではなく5人制や4人制で行われることがあります。
セルフジャッジで行われる
アルティメットの最大の特徴といえばなんと言っても審判を選手自身が行う「セルフジャッジ」を採用しているところです。
身体接触が禁止されており、フェアプレーを重視しながら、ルールを熟知した選手が「スピリット・オブ・ザ・ゲーム」(フェアプレイに対する責任感)に則り審判としてもプレーをすることになります。
この競技特性から、アルティメットは”相手を尊重する心”や”自分たちで競技を進める能力”を鍛えることができます。
相手の意見を傾聴したり、自分の意見を述べて議論し、双方で結論を出すということもあるので考える力も身につきます。
また試合後には「スピリットサークル」が行われ、お互いのチームを讃えあう文化があります。
アルティメットの魅力
アルティメットのスポーツとしての魅力は何と言っても、華麗なパスワークや浮いているディスクを飛びつきながらキャッチするダイビングキャッチやロングシュートなどのダイナミックなプレーです。
また、「やるスポーツ」の楽しさとしても、底なしの楽しさがあります。
初心者の段階ではディスクを投げられるようになる楽しさから、思い描いたパスが通せるようになったり、自分たちで考えたプレーができるようになる楽しさがあり、競技レベルが上がっていっても新たな楽しみが見つかるスポーツと言えます。
長い間プレーをしている熟練者でも、新しい戦術を生み出したり実践する楽しさや、気の知れた仲間同士で集まってプレーしたりする楽しさがあります。
また基本的には接触禁止のスポーツであるため、老若男女が同じコートの上でプレーすることも可能なスポーツです。